東小金井の丸善。ガクログ3.7。

東小金井の丸善。ガクログ3.7。

東小金井の油そばが有名な珍珍亭のすぐそばに丸善はある。
外に金魚の水槽があるのが目印だ。激烈に渋い。痺れる。
暖簾には店名を書くのではなく、おすすめメニューが手書きで書かれている。

お店は昭和44年創業。今年で50年目。ということは武蔵境の末広と同い年ということになる。
お父さんはパンチパーマで金のネックレスをつけている。かなりイカつい。街ですれ違ったら目を合わせないようにするかもしれない。
見た目はそんな感じなのだが、実際はとても優しい。

亜細亜大学出身の野口健さんのサインや写真が店内には貼ってある。
よく見たら亜細亜大学出身の野球選手のサインが壁一面に貼り出されている。

丸善の特等席は金魚ちゃんを眺めながら食べられるカウンター席。
え、金魚見ながらご飯食べるの?と心配になるかもしれないが、丸善の金魚の水槽はピッカピカなので大丈夫。店内よりも綺麗かもしれない。
水槽だけでなく、金魚自体も美しく、品があり、優雅に水槽の中を泳いでいる。たぶん無職の私よりも優雅な生活をしていると思う。

それにしても飲食店で生き物を飼っているのは珍しい。移転前の門前仲町の谷やんらーめんを思い出す。
谷やんらーめんの水槽はとてつもなく汚かったのでアウトだが、丸善の水槽は清潔なので気持ちが良い。

野口健さんがいつも味噌炒飯を食べているということだったので、餃子と味噌炒飯を食べることに。
炒飯を作るときの音が特徴的。少し軽めの金属同士がぶつかる音がする。ガコーンガコーンというよりキャシャーンキャシャーン。
かすかに聞こえるテレビの音と厨房から聞こえる調理音。なんとも言えないノスタルジックな雰囲気。
この雰囲気とても好きだから町中華を食べ続けているのかもしれない。
お父さんがずっと暑い暑いとぼやきながら調理しているのも見ていて可笑しくなってしまう。
でも手を抜くことなく、丁寧に一つ一つ鍋を振り続けていた。
やはりこういうお店は店主の個性がよく出る。

味噌炒飯は想像通りの味だった。
炒飯にほのかに味噌の香りとコクが加わっている。
シンプルな味ながら他ではなかなか食べることができない一品だ。
ノーマルの炒飯自体が美味しいので、味噌炒飯ももちろんおいしいのでおすすめ。

餃子は町中華にしては珍しく、手作りの皮を使用している。
薄めの皮にも関わらず皮自体に弾力があってびっくりするくらいおいしい。
立川の餃子天国も薄皮を思い出したが、それよりも弾力が強い。
肉餡もひき肉がほろほろしてとしており、ネギが肉の旨みを引き出している。
程よいニンニクと生姜の香りが餃子としてのレベルを引き立てている。町中華の餃子はこうでなくっちゃ。
食べているときに、午後の仕事に影響が出るんじゃないかなと自分の口臭が少し心配になるのが良い。その罪悪感が餃子をさらに美味しくする。

すごい良いお店。
お店自体は古いけれども清掃が行き届いており、清潔感がある。
定番メニューからお店のオリジナルメニューを取り扱っており、どれもうまい。
毎日来ても負担にならない値段設定。
お父さんとお母さんの優しい接客。
何もかもが最高じゃないか。
こんな最高な町中華がそばにある亜細亜大学の学生さんが羨ましい!!


店舗基本情報
店名:丸善 (まるぜん)
電話番号:0422-52-1341
予約可否 :予約不可
アクセス:
JR中央線武蔵境駅北口より 高架沿いに西に徒歩20分 都営境五丁目アパート東隣
東小金井駅から871m
住所:東京都武蔵野市境5-17-12
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1320/A132003/13010027/
営業時間
11:00~16:00(2016年4月〜)
定休日
日曜・祝日

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