三鷹の餃子のハルピン。ガクログ4.0。

この日は何の用事もない一日だった。
前日に遅くまで飲んでいたので、二日酔いで起きたらもうお昼。このまま家から出ないとだらだらとしたしょうもない一日になりそうで怖くなって急いで支度をして家を出た。
1万年と2千年前から愛してる餃子のハルピンに行くことに。地元三鷹の中でも有名なお店だ。
近くにある元祖ハルピンと餃子のハルピンは姉妹店で定休日が異なり、どちらかは開いている。これ三鷹市民の常識。

お店はぱっと見、餃子屋さんというより、カフェとか美容室のような雰囲気だ。創業36年の空気感は感じない。
店内に入ると美人な店員さんにカウンター席へ案内してもらった。このカウンターでこのあと悲劇が起きる。

メニューには餃子の種類は何と11種類。ニラ、ピーマン、シイタケ、ホタテ、えび、いか、大葉、セロリ、鮭、トマト、チーズ。(シイタケは冬季のみ)
どれも美味しそうだったので、かなり迷った。離婚する両親のどちらに追いていくか選べと言われるくらい悩んだ。
最終的に一番ベーシックであろうニラ餃子のセットを注文。

待っている間は目の前のカウンターに並ぶ焼豚と角煮の誘惑に耐え続けた。めちゃくちゃ美味しそう。
うわー、ビールとめちゃくちゃ合いそう。二日酔いじゃなかったらビールとともに確実に頼んでたんだけどな。
これは次回のお楽しみにしようっと。
10分くらいで餃子が到着。

ぷっくりムチムチのボディが最高。
見た目は葛西の独一処餃子に似ている。こんなの美味しいに決まってるじゃないか！！
うつ伏せで寝ている餃子ちゃんをお箸でつまんで仰向けにしてみると、ヒダがないタイプだ。このみずみずしさが何ともいやらしい。
いつものように断面を取ろうと一口食べると、一気にジュワジュワジュワーと上品で優しい肉汁が飛び出してくる。その肉汁まるで小籠包の如く！

えげつなくうまい！！！

皮の中にムチムチに詰められた弾力ある豚肉から旨みが染み出してくる。
そしてニラの風味の先に八角の香りが美味しさにさらなるスパイスを加えている。少し豚八戒の餃子を思い出させてくれる。
感動的な美味しさだ。

私は油断をしていたので白Tにガッツリ肉汁を飛ばしてしまった。
ただシミはおじさんの勲章。誇らしい。Tシャツを汚してしまったことよりも、こんなに美味しいスープを無駄にしてしまった方が罪深い。食べるときは一口で食べるのが良いだろう。

感動的な美味しさで、あっという間に食べ終わってしまった。
まだ食べたい、胃袋がはちきれるまで食べたい。そんな想いで追加でホタテ餃子を注文した。
これもまた10分後くらいに到着。

見た目はニラ餃子と変わらない。
かなり期待していた。ノーマル餃子ですら相当美味しかったのに、大好きなホタテが入ってるなんて最高に決まってる。
ドキドキしながら一口。

…….余裕で期待超えてくるやないかーい。ホタテ餃子もうますぎ。

餃子界の久保建英。レアル行っただけで驚きなのに、試合で活躍までしちゃってる感じ。
こちらは八角の香りはせずにホタテの旨みが肉餡に染み渡っている。
肉とホタテのバランスが絶妙で肉の弾力は残しつつ、ホタテ特有の食感も残っている。
皮も焼き目のカリカリと上部のもちもちで食感に変化をつけてて最高に美味しい。

まだまだ色々な餃子を食べたかったのだが、ここで私のお腹もいっぱいに。
おそらく８千年過ぎた頃にはもっとハルピンのことが恋しくなっているだろう。
次は夜に4人くらいで訪れて全種類制覇したい餃子の名店だ！ハルピン大好き！！！

余談だが、私は普段あまりお水を飲まない方なのに、この日は4回くらいお冷をお代わりしていた。
二日酔いだからかなとか思いつつ、気にせず絶品餃子を楽しんでいた。
その時、ふと私のコップに伸びてくる隣のおじさんの手。
気付いてみれば私とおじさんの間にお水のコップはたった1つ。
そう、入店してからずっとおじさんと一つのコップを共有していたのだ。
今日はお水の減りが早いなーと思っていたが、勘違いではなかった。
オーマイグッドネス。
おじさんよ、漫画に集中しすぎだ。俺のお水を飲むな。
形が少しいびつなカウンターが引き起こした私とおじさんの悲劇。
でもそんなのどうでも良くなってしまうほど餃子美味しかったから結果オーライ！

店舗基本情報
店名：餃子のハルピン （ギョウザノハルピン）
電話番号：0422-42-8030
予約可否 ：予約可
アクセス:
三鷹駅から561m
住所：東京都三鷹市下連雀3-31-8
URL：https://tabelog.com/tokyo/A1320/A132002/13005875/
営業時間
[月～土] 11:30～15:00 17:00～22:00
[日・祝] 17:00～22:00
定休日
水曜

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