高円寺の味楽。ガクログ3.0。

男の夢、カツカレー。それはトンカツだけではなくカレーも一緒に食べたいというおデブのワガママを叶えてくれる魅惑の料理。私の中でスキー場で食べたいものランキング一位であると同時に食べたら後悔するランキング一位でもある。これを食べると満腹越えは不可避。その後に滑るスキーはいつも苦痛になってしまうので、最近では友人にカツカレーを頼むように誘導して、一口だけもらうのが私の鉄板スタイルだ。
この日はスキー場にいたわけではないが猛烈にカツカレーが食べたくなった。いつもなら七面鳥のカツカレーに直行するのだが、同じ高円寺にあり、カツカレーを名物にする味楽にしばらく行ってなかったので、久々に行ってみることに。

赤いテントに黄色い文字。旗めく暖簾。外観からしてエモい。
外に貼り出されたランチメニューはなんとも言えないバランス感。「みソ汁」が付いているらしい。手書きの面白さがここに詰まっている。
店内に入るとお父さんが笑顔でお迎え。お父さん相変わらず元気そうだ。メニューを一通り眺めて、カツカレーと餃子も頼むことにした。カツカレーと餃子なんんて、なんとも強欲な男よ。本当は瓶ビールも飲みたかったが、カツカレーに表示されていた特大という文字にビビってしまい、諦めることにした。

注文してから10分後、お母さんがモグモグと何かを食べながらカツカレーをサーブ。そのカツカレーはメニューに書いてあるように特大のわんぱくサイズ。カレーは甘めだが、中華スープで煮込んであるのでコク深い味わい。嫌いじゃない。ただトンカツはお肉の5倍くらいある衣がモッサリしていて、お肉を食べているのか衣を食べているのか途中から分からなくなった。衣に豚肉が付いていると言った方が良いかもしれない。

そんな中、餃子が登場。こちらは小ぶりの冷凍餃子。ニンニクがよく効いているタイプだ。昔は手作りだったような気がするが、もうお父さんもお母さんもご高齢なので仕方ない。お酢をつけてさっぱりと完食。

高円寺で繰り広げられる七面鳥とのカツカレー戦争。今は圧倒的に七面鳥の方が人気になってしまっているけれども、味楽には昔からのファンが今も多く残っている。私の隣に座っていたおじいさんは昼間から清酒を飲み続け、ほぼ泥酔状態。後ろの席にはお父さんと昔話で盛り上がる老夫婦。みんな味楽が大好きなのだろう。後継者がおらず、老朽化が進んでいく味楽に私はあと何度行くことができるだろうか。後悔しないように行ける時に行くようにしようっと。

店舗基本情報
店名：中華料理 味楽
電話番号：03-3315-0052
予約可否 ：不可
アクセス:
【高円寺駅】徒歩３分
住所：東京都杉並区高円寺南3-59-10
URL：https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131904/13109475/
営業時間
11:00～21:30
[日･祝] 11:00～21:00
定休日:火曜

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