練馬の梁山泊。ガクログ3.5。

練馬の梁山泊。ガクログ3.5。

梁山泊を知っているだろうか。ここは言わずと知れた炒飯の超名店で炒飯好きなら誰もが憧れる聖地だ。
ただここはアクセスが非常に悪い。最寄りの駅から10分以上歩く上に周辺には何もない。
そのため車で来るのが一番良いだろう。ただ駐車場の行列は覚悟しなくてはならない。
みんなのお目当は肉あんかけ炒飯。来店したお客さんの8割以上はそれを目当てに来ている。
私は高校生の時に来た以来なので10年以上前だ。だけど、今でもその美味しさの衝撃が忘れられないのだ。

まず圧巻なのはその厨房の広さと料理人の多さ。カウンター30席ほどの店内に対して10人以上が働いている。
しかも誰一人ぼけっと立っていたり、サボったりしている人がいない。逆に特大中華鍋を一人が2本の中華おたまを持って調理しているほどだ。
熱々の中華鍋や長〜い包丁を持って狭いスペースを結構みんな慌ただしく動いていて、一回明らかに熱々の中華鍋が他の料理人の腕にぶつかっていた。
しかしぶつけられた人は熱いとも言わずに何もなかったかのように料理を続けている。私だったら間違いなくその場で泣き叫んでいることだろう。これがプロというものか。

迷うことなく、肉あんかけ炒飯と餃子を注文。友人も同様のメニューかと思いきや、まさかの塩タンメン。うおー、一気にツウっぽくなった。友人のおかげで、肉あんかけ炒飯を外してあえてタンメンを頼む常連さんみたいになれた。ありがとう友人!


まずはお楽しみの肉あんかけ炒飯。絵面がえぐい。こんなの旨いに決まってる。
醤油?オイスターソース?で味付けされた超濃厚な肉餡が薄味の卵炒飯の上にこれでもかってくらいかかっている。
私もこの卵炒飯のように、こんな最高な掛け布団で毎日眠りたい。
望みとしては私が死んだら棺桶にこの肉餡をたーっぷり入れて欲しい。顔が少し出るくらいで構わない。
青椒肉絲のお肉だけバージョンをご飯にかけているようなものだろう。この肉感がたまらない。
少し兆楽のルースー炒飯にも似ているが、それよりもずっと濃い味だ。


続いて餃子。
不揃いの餃子たちは基本的にヒダは一切折られておらず、破けているものがあったり、端っこが全く止められていないものがあったり。かなり雑な包みだ。これもまた味があって良し。
ニンニク不使用の割にはしっかりと塩コショウ、鶏がらスープで味付けがしっかりしている。
野菜中心の粘り気のある少しチープな餡も食べているうちに少しずつ癖になってくる。
ここのお店はあくまで肉あんかけ炒飯のお店だと思えば納得いくだろう。

やはり梁山泊は最高だ。こんな満足度の高いお店はないんじゃなかろうか。
今度引っ越すときはこのお店の隣にしたいくらいだ。
ここは期待を裏切らないので是非車でお出かけの際に立ち寄ってみてはいかがだろうか。


店舗基本情報
店名:梁山泊 (リョウザンパク)
予約:03-3928-9284
予約可否 :不可
住所:東京都練馬区関町南3-4-51
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1321/A132105/13003805/
営業時間
[月~金] 17:30~23:00
ランチ無し
閉店時間が変更されたようです。
24:00→23:00
日曜営業
定休日
月曜日

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